リヤフロアの錆修理

早々におぞましい写真からスタートしてしまい申し訳ありません。切り取って見てみると牡蠣の殻のようにも・・見えなくもないですが、これは車の下側の大事な部分の錆であります。一部は穴が開いて向こう側まで見えておりますが、もちろん元々は塞がっている箇所です。左側に突き出ているボルトは、リヤメンバーという大事なサブフレームを取り付けるボルトですのでこの周辺が脆くなると後ろのタイヤの取り付けがボキっと折れちゃう、そんな危険な箇所なのです。黒い部分はチッピングコートと言ってゴム質のコート剤が吹き付けられておりますが、箇所によってはチッピングコートによって錆が分かりづらくなってしまい、気づいた時には鉄のフレームが白アリに侵された柱のようにスカスカになっています。幸いにして、この時点で大修理となりましたので、足回りを落っことす重大な事故は防げたのでありました。

除去した個所は、左右のリヤサイドメンバーとそれを繋ぐメンバー、それとバックパネルですがサイドメンバーだけでもこれだけの量となります。(注:メンバーとはフレーム構造となる柱部分やエンジンなどを支えるサブフレームのことを言います)

▼各メンバーを取り除いた箇所には”サビシールド”という防錆剤を塗っておきます。

▼新品のメンバーを溶接したところですが、見えなくなる裏側にもたっぷりサビシールドを塗っていますので今後も安心です。

▼一部、どうしても表側からアクセスできない箇所がありましたので、切開して溶接、防錆、その後、閉じていきます。張り合わせの順番的に、本来ならサイドシル(ステップ)、クォーターパネルを切り開かなくてはいけませんが部品代、作業費合わせるとコストが大幅にアップしてしまいますのでこの方法で行いました。

この後は溶接個所に更に防錆を行い、プライマー、上塗り塗装、組付けとなります。リヤメンバーに付随するボルト・ナットも錆で固着などしていましたので、それも大部分を交換しまして無事完成です。出来上がりましたらまたお知らせしますね。

では

 

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