カーボンパーツにクリヤーを

まずは衝撃的な1枚の写真から。。カーボンボンネットですが見るも無残な姿になっております。過去にクリヤー処置をしたようですが、部分的にゲルコートの層も剥がれ繊維が剥き出しになっております。ここまでくるとカーボンの姿を消して、過去はカーボンだったボディ同色の軽量ボンネットと化す、、、ほどの損傷具合ですが、どうにかもう一度日の目を見たくて復活の呪文を唱えているところです。

さて本題は「カーボンパーツにクリヤーを」ということですが、市販されているカーボンパーツ、正確に言うとほとんどはウエットカーボンなのですが、一番外側の層はゲルコートとなっています。このゲルコートという樹脂、FRP等を成型する際に使う樹脂でして、ガラス繊維(FRP)の代わりにカーボン繊維を使ったウエットカーボンもゲルコート樹脂で覆われています。そしてこのゲルコートですが耐候性に劣り、紫外線&雨&風、、etcに晒されると悲鳴を上げ、このまま装着すると表面がカッサカサの劣化が始まり、目も当てられないようになります。クリヤーコートをすることにより、ゲルコートの層を保護、となれば結果カーボン繊維も保護してくれるので、結果カナラズやっておかないといけない工程であります。それでもボンネットなんかは飛び石などもありますから、そこからクリヤー樹脂に傷が入り、ゲルコートの層を傷付け、内側から劣化が広がるという恐ろしい負のスパイラルに巻き込まれます。ですからクリヤーを塗装したからと言って安心できるものでは無いのですし、現に先ほどのボンネットも1度はクリヤーコートしているということですので塗装面も日々メンテナンスが必要ということです。カーボン製品には成型する際に歪が多いものも少なくはないですが、このリヤスポイラーのように成型がしっかりしている物はクリヤーのツヤによって映り込みまでしますので、その言葉通り流行りの「映えパーツ」と変身しますよ。(モンスタースポーツ製カーボンGTウイング)

では

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