カーボンボンネットのクリヤー塗装 続き

先日からのカーボンボンネット蘇り作戦、、まだ作業中です。思ったより難儀でありましたが納車の日が近づいてきましたのと同時に目途も立ちそうです。結局はクリヤー塗装3回することとなりましたが、下が吸い込む吸い込む、これでもかというくらい吸い込む始末。

今回時間がかかったのにはもう一つ難点がありまして、在庫の隅に追いやられていた抜けの遅い(使いにくいw)クリヤーを一発目に使ったことです。抜けが遅いという事は乾燥が遅い、それは艶が良いと思うところまさかの艶引けもあるクリヤーです(改めてダメクリヤー)。今では車体に塗装することは無くなったのですが、今回繊維が丸裸になったこれにたっぷり吸わせて&在庫整理も兼ねてと考えて使ったら・・これが大誤算。2日経っても3日経っても吸い込む。正確には吸い込んだようにも見えるけども抜けている事もあり、抜けが終わらなければ上から再塗装が出来ないという負のスパイラルに片足突っ込んだのでした。

結果、強制乾燥→冷却を繰り返してからのようやく2回目クリヤー塗装を行いサフェーサー代わりのクリヤーを終了。そして強制乾燥で抜けが確認できたところで足付けと表面の凹凸を研ぎで仕上げ、最後のクリヤーとなりました。磨き後も仕上がりは良さそうで一安心ではありますが、どうしても時間が経つと変化を見せることがありますので明日の休みにしっかり乾燥してもらって無事納車できるように変化がないことを願います。

では

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カーボンボンネットのクリヤー塗装

先日の「カーボンパーツにクリヤーを」でお見せしたとても朽ちてしまっているカーボンボンネット、作業に入りました。元々塗装してあるクリヤーと繊維の層まで見えてしまってますのでその上の層、ゲルコートまで剥がすようにします。コツ?要領?ありません。ペーパーを何枚も何枚も新しいものに交換をしては捨ててゴールの見えない研ぎ作業を行います。荒いペーパーで行えば傷は深く入り取り返しのつかないことになり、細かすぎるとそれはラビリンス・・・とも思える終わりのない気が滅入る作業となります。クリヤーで消える番手、尚且つカーボンの下地を崩さない番手を選び作業は進んでいきます。おおよその剥離研磨が終わりますと、今度はクリヤーをどの工程で塗装すれば良いのかを検証。カーボンの繊維まで剥き出しになっておりますので溶剤型樹脂は吸い込まれていきます。ここでポイントなのが吸い込まれていくように何をするかです。樹脂を吸い込ませないとクリヤー層の下に空気が残っており、のちに気泡と化しブリスターとなります。正直、ここまでの範囲を剥離してコーティングすることは過去にありませんので、全ての繊維の隙間に樹脂を入れることは保証できません。漬け置きでもすれば別ですが・・・。しかしながら樹脂の粘度を考えながら、最後にはとりあえず吹いてみたり、そんなこんなで作業は進んでおります。一部、繊維がめくれてしまっている箇所があり白くなっていました。部分的に繊維を張ればキレイに誤魔化すことも出来たのかも、、ですが予算・・と言いますか、剥離作業に時間がかかりすぎて工数をはるかにオーバーしていましたので色を付けたポリエステル樹脂を流し込み、これを研いで目立たなくさせようというコスパ作戦で成功を祈ります。次回はクリヤー塗装、、出来ているかと思いますので後日お伝えしますね。

では

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カーボンパーツにクリヤーを

まずは衝撃的な1枚の写真から。。カーボンボンネットですが見るも無残な姿になっております。過去にクリヤー処置をしたようですが、部分的にゲルコートの層も剥がれ繊維が剥き出しになっております。ここまでくるとカーボンの姿を消して、過去はカーボンだったボディ同色の軽量ボンネットと化す、、、ほどの損傷具合ですが、どうにかもう一度日の目を見たくて復活の呪文を唱えているところです。

さて本題は「カーボンパーツにクリヤーを」ということですが、市販されているカーボンパーツ、正確に言うとほとんどはウエットカーボンなのですが、一番外側の層はゲルコートとなっています。このゲルコートという樹脂、FRP等を成型する際に使う樹脂でして、ガラス繊維(FRP)の代わりにカーボン繊維を使ったウエットカーボンもゲルコート樹脂で覆われています。そしてこのゲルコートですが耐候性に劣り、紫外線&雨&風、、etcに晒されると悲鳴を上げ、このまま装着すると表面がカッサカサの劣化が始まり、目も当てられないようになります。クリヤーコートをすることにより、ゲルコートの層を保護、となれば結果カーボン繊維も保護してくれるので、結果カナラズやっておかないといけない工程であります。それでもボンネットなんかは飛び石などもありますから、そこからクリヤー樹脂に傷が入り、ゲルコートの層を傷付け、内側から劣化が広がるという恐ろしい負のスパイラルに巻き込まれます。ですからクリヤーを塗装したからと言って安心できるものでは無いのですし、現に先ほどのボンネットも1度はクリヤーコートしているということですので塗装面も日々メンテナンスが必要ということです。カーボン製品には成型する際に歪が多いものも少なくはないですが、このリヤスポイラーのように成型がしっかりしている物はクリヤーのツヤによって映り込みまでしますので、その言葉通り流行りの「映えパーツ」と変身しますよ。(モンスタースポーツ製カーボンGTウイング)

では

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