先日の「カーボンパーツにクリヤーを」でお見せしたとても朽ちてしまっているカーボンボンネット、作業に入りました。元々塗装してあるクリヤーと繊維の層まで見えてしまってますのでその上の層、ゲルコートまで剥がすようにします。コツ?要領?ありません。ペーパーを何枚も何枚も新しいものに交換をしては捨ててゴールの見えない研ぎ作業を行います。荒いペーパーで行えば傷は深く入り取り返しのつかないことになり、細かすぎるとそれはラビリンス・・・とも思える終わりのない気が滅入る作業となります。クリヤーで消える番手、尚且つカーボンの下地を崩さない番手を選び作業は進んでいきます。おおよその剥離研磨が終わりますと、今度はクリヤーをどの工程で塗装すれば良いのかを検証。カーボンの繊維まで剥き出しになっておりますので溶剤型樹脂は吸い込まれていきます。ここでポイントなのが吸い込まれていくように何をするかです。樹脂を吸い込ませないとクリヤー層の下に空気が残っており、のちに気泡と化しブリスターとなります。正直、ここまでの範囲を剥離してコーティングすることは過去にありませんので、全ての繊維の隙間に樹脂を入れることは保証できません。漬け置きでもすれば別ですが・・・。しかしながら樹脂の粘度を考えながら、最後にはとりあえず吹いてみたり、そんなこんなで作業は進んでおります。一部、繊維がめくれてしまっている箇所があり白くなっていました。部分的に繊維を張ればキレイに誤魔化すことも出来たのかも、、ですが予算・・と言いますか、剥離作業に時間がかかりすぎて工数をはるかにオーバーしていましたので色を付けたポリエステル樹脂を流し込み、これを研いで目立たなくさせようというコスパ作戦で成功を祈ります。次回はクリヤー塗装、、出来ているかと思いますので後日お伝えしますね。
では
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